日本語教育の専門家と海外の教育機関が協力し、日本で働く人材の就労へのルートづくりと越境サポートを行っています。語学だけではなく文化理解、相互理解のためのコミュニケーションのトレーニングにより適応力を高めます。

日本は平均年齢50歳を越えようとしており、世界で最も少子高齢化が進んだ国です。その環境のなかで、これからの産業を担い、かつ地球規模のビジネスに貢献できる人材を見つけることが大きな課題となっています。

世界にはいくつもの言語を駆使し多様な人々と接しながらグローバルな感覚でキャリアを考え活動する優秀な人材があふれています。近年、欧米各国が移民に対してハードルを高めていることから、新たな活躍の場として日本が注目を集めています。ものづくりの大国、ポップカルチャーの発信地として日本は海外の若者にとって憧れの地でもあります。

TARCの拠点のひとつであるインドは間もなく中国を抜いて人口が世界一となる見込みですが、平均年齢は28歳と非常に若いエネルギーに満ちた国です。インドはまた科学系の学位取得者が世界で最も多く、2017年まではアメリカの高度人材移民の70%以上を占め、IT業界をはじめとする世界のビジネスリーダーを数多く輩出しています。

インドをはじめとする南アジア各国は高度成長のエネルギーが高まっており、若い人たちも非常にチャレンジ精神があって目がキラキラしています。単に人手不足の解消という消極的な意味合いではなく、今後の可能性を開くために、海外から主体的に日本を目指す高度人材の受け入れをお勧めします。